Pep's Diary

いろんなことを共有していきたいと思います。たまに持論を言います

学歴がものを言わす日本はクソだ

 

日本人は、日本の受験生度や学力主義に対する、抵抗がなさすぎると私は思うのです。例えば、人は中身だとか、愛が大切とかいう人はたくさんいますが、みんなこぞって、良い大学に入ることに全力を注ぎます。塾なんかでは他の受験生はライバルだと教えられ、両親は塾や教材などに、いろんなものを犠牲にして投資します。正直言って、現在の日本は危険な状態にあるのです。少し長い記事になりますが、ぜひ最後まで読んで欲しいと思います。

 

学歴が良いという本当の意味

実際のところ、私は、学歴がある人=賢い人というのは、少し曖昧な解釈だと考えます。数学で例えると、元をたどれば「右を向いて!」と言って、ちゃんと右を向けるかという話だと思うんです。10+5=15になるし、x+5=15であれば、x=10になるのは当たり前の話ですよね。入試なんかはその応用で、難しい問題に対して、習ってきた何十通りの方法を、一つづつ試してみて、当てはまったら点数がもらえる、というものだと考えられます。これって、ある程度の努力を超えると運だとも捉えられます。それを超える努力ももちろんあると思いますが。ここで私が言いたいのは、経験的に学歴がある人のほとんどの人は、決して生まれつき賢いわけではないということです。では、学歴が良いという本当の意味は何でしょうか。それは、勉強において負けず嫌いで、将来に不安を抱えやすい人ではないかと、私は考えます。「テストであの子より点数が低いのが悔しい!」「将来が不安だから、勉強だけはとりあえずしとかなきゃ。」と思うわけです。つまり、学歴がある人は、負けず嫌いであると言えます。そして、会社や企業は、この負けず嫌いという性格を持った人を採用したくて、学歴が良い人をこぞって欲しがるんだと思います。「私は売り上げ悪くても別に気にしないー。」なんていう人はやっぱり会社からすれば、いらないと考えるのも普通の考えですしね。つまり学歴が良い=勉強において負けず嫌いと考えられると思います。ここで一つ勘違いされやすい点をいうと、口だけ負けづ嫌いの人は本当の負けず嫌いではありません。それは結局は負けていても行動を起こすほどの悔しさを感じていないのです。

 

勉強じゃない部分での負けず嫌いは受け入れない日本

先ほど言ったのは、あくまでも勉強において負けず嫌いの人だけが社会に受け入れられるということです。例えば、その人の優先順位が、ダンスや、サッカー、音楽、はたまた虫の研究や、プログラミングの方が上の人にとっては、たとえその人たちが、負けず嫌いで、その道で毎日毎日練習しても、大学や、高校、企業からはそれらが受け入れらないのです。つまり、日本にいる間は、勉強が一番大事でそれ以外は二の次なのです。

 

学歴がないとは?

では、学歴がない人たちはどういう人たちなのでしょうか?

これらの両方にも当たらない人たち、つまり、負けず嫌いではない人、将来に不安を持たない人がこれらに当たるのです。不安を持たず、勉強では負けても構わないと思う人たちです。

 

学歴でヒエラルキーができている日本

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これは本当に悲しいことです。しかし真実です。例えば、「あの子は有名な大学で、私はFラン大学だから、あの子はすごい」、逆に「こいつFラン大学出身か、なんか信用できないな」などと知らず知らずに考えてしまっているのが現状なんです。彼らの性格は全く考慮されずに学歴というだけで、そういうレッテルが貼られるのです。先ほども述べましたが、学歴の差というものは、負けず嫌いか、将来への不安だけです。つまり、「勝ち負けにこだわらず、将来を楽天的に考える人」というだけで、社会は冷たい目で見るのです。学歴での偏見がすごいのです。まるで、昔の中国の愚民制度や、ヒンドュー教のカースト制度のようです。私は少し不気味に感じます。しかしこれらの事実が、日本人全員が必死になって、良い大学に行こうとする追い風を引き起こしているのです。私は、もう少し危機感も持つべきだと考えます。

 

まとめ

色々と言ってきましたが、今回の記事で皆さんに伝えたかったのは、人を、もっと人間らしい、人としての評価をして欲しいのです。優しくても学歴がないから残念とか、そんな小さいなものさしだけで、その人の価値を決めないで欲しいのです。そして、勉強じゃない部分での素晴らしいところも心から素直に、すごいね!と言えるような、多様性のある考え方を持って欲しいです。みなさん、長々と記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。ぜひ、あなたの周りの方達にそのような学歴志向の方がいらっしゃいましたら、多様性の素晴らしさも伝えて言って欲しいと思います。